精密保存療法

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精密保存療法

精密な治療が大切な理由をご存知でしょうか?・・・それは良い治療、歯を長持ちさせる治療ができるからです。 保険治療の場合は治療方法、材料、費用等が決められているため、 限られた時間での限られた範囲内の治療とならざるを得ません。
よい治療をするための一番のポイントは時間掛けること、高度な設備、高品質な材料などを駆使した治療の丁寧さ→精密にできるかにあります。

例えば、これまでの歯科治療では、虫歯治療を繰り返すと、歯を削ることで歯質を失い、痛みが引かなくなるとやがては歯の歯髄(神経)を抜かざるを得ないという流れで治療が進んで行きました。歯の神経が失われることで歯の寿命は短くなります。当然、歯科医だけでなく誰しも歯の神経を抜くという治療はしたくありません。

当院の精密保存療法ではそうなる前に、”歯の神経を残していく”という目的を持って丁寧な虫歯治療を行います。

項 目

内 容

費 用(税込)


歯髄温存療法
・特別な麻酔法(無痛治療)
・防湿・感染対策(ラバーダム)
・虫歯の徹底除去
・神経保護
・精度にこだわる虫歯治療
・強固な接着

●当院の自費による精密治療は、1本の虫歯に最善を尽くして治療いたします。歯髄温存療法では、マイクロスコープ顕微鏡を用いて確実な虫歯菌の除去、ラバーダムにより患部以外の露出を抑えた衛生的な状態での治療など、虫歯が再発しにくい精度の高い治療、歯の神経を守り歯の寿命を延ばすための最善の虫歯治療をいたします。

ブルーの被いがラバーダム

ラバーダム防湿により
・常に術野をきれいな状態に保てます
・唾液による感染を防ぐ
・殺菌力の強い消毒薬が使える

根管内の感染を掻き出すように取り除きます

33,000~(税込)
根管治療(前歯1本)
33,000(税込)
根管治療(小臼歯1本)
66,000(税込)
根管治療(大臼歯1本)
99,000(税込)


●歯の根の中の神経や血管が通っている管を根管と言います。歯の根の治療である根管治療は、深い虫歯等により歯髄が炎症や感染を起こした時に行います。この根管治療では、痛んだ歯髄を除去して、根管を注意深く清掃し、再度の感染を防ぐために根の中に詰め物をします。しかしこの根管は大変複雑、細かく枝分かれしており、容易に治療できるものではありません。菌がどこかに残っていたりすることをできるだけ回避しするためマイクロスコープによる精密な根管治療を行います。

●セラミック等の詰め物は精密補綴としてオプション(別途)として作成します。保険診療によるアルマガム等の材質の詰め物、補綴物では、歯と詰め物との間に、どうしても小さな隙間ができてしまい易いのです。この隙間は材質の違いにより製作精度に差が出るためと、経年劣化や溶出による隙間ができるため細菌感染し様々なトラブルが起こる可能性があります。

●そのため、精密温存療法では、マイクロスコープにて精密な詰め物の型取りを行い、体に優しく物性が安定し経年劣化の少ないセラミックや、歯と歯と同じ熱膨張率のため歯に馴染んで適合性の良い白金加金の詰め物に強固な接着法を用いて治療します。精密温存療法は歯を抜かない、削らないための術式です。優れた材質の補綴物に頼るばかりでなく、症例に応じて歯の状態をより活かす方法を用いて長持ちさせるよう配慮した治療をしていきます。


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